金曜日, 2月 11, 2011

白井晟一と稲住温泉 "身近て深く知らなかった"



"築家 白井晟一 精神と空間"

雪の休日、汐留のpanasonic電工汐留ミュージアムで開催中の"築家 白井晟一 精神と空間"を見にゆく。親和銀行・NOAビルで知られる同氏の建築は学生時代に興味を持っていた、後年稲住温泉の建築と会いその建築家白井晟一が結びつかず深く学ぶこともなかった。今回展覧会で系統だった同氏の作品に接し改めて興味が出てきた。



リンクDVD(多分彰国社刊) *もうすぐ削除します

見慣れた宴会場の建物は「浮雲」と名付けられた和洋の融合した作品である。知識を得て改めて見てみると全く違った印象に変わる。


今回の展覧会では旧秋の宮村役場の図面・模型も展示してあったが稲住に移築されたその建物とは全く違った印象のものに思えた。戦後秋田の山里に新しい息吹をとの気概も感じる。



旧雄勝町役場(現湯沢市雄勝総合支所)も作品とされているが、今回展示されていた同氏の案は全く違うコンセプトとデザインであり作品に含むには少々疑念があるようだ。





数年前JR東日本の秋田キャンペーポスターで使われた稲住の離れ「嵐亭(らんてい)」のベランダはまだ見たことがない。何を見てたのという感じではあるが、これらのポテンシャルの高いものがあることが前面に出てなかったのではとの印象である。






稲住温泉は「武者小路実篤縁の宿が売りであるが、白井晟一が十数年にわたって作った作品群は宿の貴重な資産であり、永く使わる美術品がここにある。


自然と調和したこの建物が今後も多くの人に利用されるて感動を与えられる宿となればとの思いが深まった。





参考